2024/01/24 17:30

アラジンストーブ、ブルーフレームヒーター39型の芯交換及び整備です。



親戚の納屋に5年以上放置、保管されていたストーブを使えるようにしておきたいとのご依頼です。

冬場に震災が発生した際には、暖がとれて、煮炊きもできる灯油のストーブは非常に重要な存在です。今すぐに使う予定がなくてもいつでも使えるようにしておきたいという要望です。

39型ですので部品が豊富にあるのでその点は安心です。



簡単に掃除して、芯を交換、使えるようにセッティングしていきます。

芯のダイアルが空回りします。

ダイアル部分を分解してみるとプラスチックダイアルが破損しています。



交換するのが一番良いのですが3000円ほど部品代がかかるので今回は接着剤とタイラップで補修しておきました。


接着するまでペンチで抑えてます。

これは基本工賃内で別途費用は発生しません。しばらく使用してやっぱりダメなら新規の部品に交換します。

次に芯交換をします。


芯交換も慣れてないと難しいです。まず芯をうまく押し込む必要があります。


次に芯の裏側の紙を傷つけないように挿入する必要があります。ここで裏地を傷つけると、動きが鈍く、重くなるので、ダイアル部品に負担がかかります。慎重に金属ヘラやマイナスドライバーで押し込んでください。

しばらく使用していないのであちこちの動きが固くぎこちないです。可動域をパーツクリーナーで掃除します。

特に耐震装置が鈍い動きなので何度も掃除、調整します。



ペットがいるとのことなので安全対策としてチムニーガードを取り付けました。8000円です。

芯クリーナーもお持ちじゃ無いそうなのでお付けします。

整備終了すると、新品と遜色ない動きになりました。


整備説明書をおつけします。