2024/01/06 11:52

38型アラジンストーブの整備です。

しばらく使っていなかったストーブで使えるようにしてくださいとの依頼でした。

四国のお客様で、大阪に用事があるついでに京都に寄ってくださいました。

何度も来店していただけないので、大きな問題が無く、すぐに整備できますように。

放置されていたようで錆が多いですが、できる範囲でキレイにして芯交換をしました。

芯交換をして耐震装置を調整して終了。

38型はダイアルなどがプラスティックなので部品の割れなどの問題が無くてよかったです。

38型は他の機種に比べて使い方や整備にコツが多く必要なので説明書を自作して付けました。

何も知らないと火を着けるのも難しいのです。


白くて丸い蓋の中に耐震重しが入っています。

ごく稀にこの中に紙が詰めてあって耐震装置が動かなくしてあることがあります。新品のまま保管されている場合などです。その場合は紙を取り除いてください。


重しが立った状態。これが通常です。


重しが倒れた状態。耐震装置が稼働した状態です。

芯交換はこの状態で行います。

耐震装置が倒れている場合は立てて、ダイアルを時計回りに回します。

同時に右にある黒いレバーを下に下げます。


これで芯が出た状態になっています。

黒いレバーの下にある白い弁を上げて本体上部を左に倒して芯に火を着けます。


その時のダイアルレバーと耐震装置の穴の位置、迫り出してきている棒状のロッドの位置はこの状態が正しいです。ここ大事です。

一度きちんと設定してあるストーブはむやみにクラッチハンドルを触ると混乱しますのでおやめください。