2023/01/09 10:52
新年あけましておめでとうございいます。
今年もよろしくお願いします。
新年始まってすぐストーブの修理の予約が2件。
電話による予約でお一人が大阪からお一人が兵庫のお客様です。どちらのお客様も持ち込みで修理で、どちらも土曜日夕方をご希望です。
お一人を3時30分に、もうお一人を5時に来てもらうことに。どちらも遠方からなので預かって、その時間観光などしてもらい(店が嵯峨嵐山エリアなので)、できるだけ速く修理して、持って帰ってもらう段取りで進めます。すぐに修理できないと再度訪問していただくことになるので大変だからです。
38型J380003というタイプでした。
芯が出ないということを事前に聞いていましたので芯を外す道具を準備していましたが、実際みてみると、芯がかなり減っていて点火できない状態でした。
なので通常の芯交換をして、整備をして終了です。
使われていない期間があったとはいえ、すごく状態がよく、キレイに使用されています。
芯交換をして芯を繰り出した状態はこれくらいの長さがベストです。これ以上芯を出してしまうとススが出やすくなります。
この状態で使って芯がこの位置より短くなってしまったら、ダイアルのクラッチ機能を使って1目盛芯を繰り出してください。約2mm芯がでます。
赤い三角の印がある部分がクラッチダイアルでそこを手前に引き出して、時計回りに回すと芯が出ます。
このお客様はストーブの下にキャスターを付けていました。
便利そうです。こういうオプションが昔あったのか、ご自分で作られたのかは聞きそびれました。
なんとか整備完了して次のお客様です。
写真を撮り忘れていました。アラジンのホームページから。
黒い39型。
ブルーフレームヒーターの高級版です。
ただ基本的には現行のアラジンストーブと全く同じです。
お預かりして芯がうまく上がらないということですので調べてみます。
耐震装置がよくないです。
19時から予定があったので少し焦ります。
ダイアルを回しても爪にギザギザが引っかからず、すぐ巻き戻ってしまいます。
原因はあるはずなので店頭に展示している新品のアラジンストーブを持ってきて比べてみます。
こういう時新品が1台あると解決の糸口を見つけやすいです。
あたり前ですが新品はバッチリ動きます。
なんとか調整して整備完了。
耐震装置の調整は通常使用していると触ることの無い部分ですが、何かの機会にズレてしまっていたようです。
ここの調整方法は難しく、触ってしまうと泥沼に入ってしまいそうな部分です。自転車のフロントディレイラーの調整より難しいです。
芯交換も合わせて制限時間ギリギリの2時間近くかかりました。
遠方のお客様も持ち込みなら修理できます。パッと見て重症で修理できない場合は修理費はかかりません。
なんとか2時間くらいで修理できそうな場合は時間を潰していただいている間に修理してお持ち帰りしていただけます。
ご相談ください。