2021/12/30 20:51
アラジンのストーブIRの修理です。
日本に入っているアラジンで最も古いシリーズで昭和32年から41年まで梁瀬(ヤナセ)で輸入していたモデル。
no.2201となっているので昭和35年くらいに日本に入ってきたモデルです。約60歳ですね。
箱が現在よりかなり小さいですがストーブのサイズはほぼ同じですので、緩衝材などがあまり入っていない状態で輸送されています。
非常にキレイです。
素晴らしい。
自分用に1台欲しいですが入手困難だと思います。程度がいいと高そうです。
今回の症状はダイアルを回しても芯が上がらないとのことです。
中も非常にキレイです。
手前の銀のダイアルで芯を出すのですが、通常は芯が固着しているとダイアルが回らないことが多いのですがくるくる空回りします。
ダイアルと芯がリンクしてないのか?
修理できるのか不安ですが、固着している芯を取り出します。
これが一番大変なのですが、なんとか取り出しました。
アラジン全シリーズの中でこのタイプだけが芯が特別なのです。
ボタンタイプ。
分解して芯交換してあとは各部にオイルを差して、本来の動きをするようします。
なんとか修理できました。
調子悪い時は無理に動かすと破損させる可能性があるのでとても不安な作業になります。
預かった状態より悪くすることはできないので、慎重に作業を進めました。