2021/01/16 14:35

ダイアルを回しても空回りして芯が上下しないとのこと。

蓋を開けて状態を確認します。

芯は完全に固着していませんでした。これでだいぶ気が楽になります。

ただしこの状態では芯外筒と芯の摩擦が大きく、芯が上下しません。無理に回すと壊れそうです。

そこでまず芯外筒をはずして、重曹を使って掃除しました。ヤニなどが付着していると動きが悪いので。



次に芯が変質していたので交換しました。

芯がかなり減っていました。



芯外筒を取り付ける向きに相性みたいなものがあります。最新のアラジンストーブには印があるのですが古いものには無いので目印をつけました。




この位置で取り付けると芯がスムーズに動きます。この位置で動かないなら、芯が変質しています。


新しい灯油を入れて点火チェックをします。



天気が良かったので外で作業してましたが、炎をボーッと見ているとそれだけでキャンプしている気分になります。

ここから芯の出る量の調整をします。

出す芯の量が短すぎても長すぎてもキレイな炎になりません。

この年式の芯おさえは芯を上下に出し入れできるタイプなので(最新のはできない)、上から二つめの③にセットしました。これで芯が減った時に芯おさえからはずして④に移動させるともう一段階芯を繰り出せます。


次に点火して芯の出具合の微調整をします。


だいたいこれくらい出します。

ダイアルにあるクラッチ部分引きながら回すと芯の出る量を変えられます。時計回りで芯が出て、反時計回りで芯が下がる仕組みです。ちょうどいいところでクラッチダイアルを元に戻します。




きれいにブルーの炎が出ました。



注意事項、通常はクラッチダイアルは触りません。芯がだいぶ減ってきたらクラッチを引いて一目盛だけ時計まわしに芯を繰り出せばいいでしょう。ここで繰り出せなくなったら、芯押さえからもう一段繰り出します。これで芯が長く使えます。




試験点火時にサツマイモをのせてみました。

アルミホイルを巻いて上に置いただけですが大変美味しく焼けました。



アラジンストーブは焼き芋もできるので大変便利です。